本日のセブ。
心地よい風など全くなく、暑い。
日差しが強いというより、単純に気温が高い。
体感、40度ぐらいだ。
実際は、32度ほどだろうが、温度計が身近にないので、
実際の気温は分からない。
まぁ、分からない方がいいかもしれないのだが・・・
こうも暑いと、思考力が一気に低下してしまう。
ちなみに、カリパイ家にはエアコンがないので、
日が沈み、涼しくなるのを待つことしかやれることがない。
もうずいぶん長い間、温水シャワーを浴びていないが、
現在の状況では、温水シャワーなど全く必要ない。
冷水で浴びるシャワータイムこそが、
今のカリパイの唯一のリフレッシュタイムとなっている。
うっすら遠のく意識の中で、これからの暮らしのことや、
現在の仕事のことなどをあれこれ考えてみても、
「どうにかなるでしょ」
と、まるでフィリピン人のようなマインドになってしまう。
ん?
つまり、フィリピン人が適当なのは、暑さのせいなのか?
暑いということは、ディスアドバンテージなのか?
〈一般のフィリピン人思考〉
エアコンがない→暑い→やる気が出ない→何もしない
〈ガッツのあるフィリピン人思考〉
エアコンがない→暑い→エアコンを買いたい→働く(お金を用意する)→エアコンを手に入れる
後者のような人間が増えれば、この国もずいぶん変わるだろうなぁと思う。
しかし、
そこにはちゃんとオチがある。
〈エアコンを購入したフィリピン人思考〉
エアコンを手に入れた→涼し~い→調子に乗って24時間フル稼動→電気代が払えない→電気を止められてエアコンが使えない→暑い→頑張っても結局は報われないと諦める
フィリピンの電気代は、異常なほど高い。
最低賃金で働く労働者の場合、
月の収入の30%ほどが、電気代にもっていかれるといっても過言ではない。
このような状況なので、電気代がかかるエアコンなど不必要となるわけだ。
涼しさより、食べ物。
電気代分のお金で、お米を沢山食べることができる。
やはり、まだまだ貧しい国と言えるかもしれない。
しかし、物質的には貧しいかもしれないが、
いつも陽気に暮らす彼等を見ていると、
物質的な豊かさが、すなわち幸せとは限らないと気付かされる。
精神的に貧しいことが、何よりも不幸なことかもしれない。
思考力停止5秒前状態で、
暑さに負けず陽気に暮らすフィリピン人のすごさに、気付けたような気がする。
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