少し前の話になるが、
よく通っていた日本食レストランが店を閉じてしまった。
値段も味も、なかなかバランスがよく、
月に一回は行くほどの、お気に入りの店だった。
初めて妻をそのレストランへ連れて行ったとき、
唐揚げがとても美味しいと言っていたことを思い出す。
自分は、カツカレーが好きだった。
値段の割にボリュームがあり、味も満足できるレベル。
しかし、突然の店じまい。
セブで飲食店を営んでいる日本人経営者に言いたい。
「本当に経営が大変な中、日本食を提供してくれてありがとう」
きっと、ほんの一握りの人しか、ここセブでは成功しないと思う。
3年ももてば、いい方ではないだろうか。
飲食店を長く営むことができる人は、
他の業種でも、ビジネスが上手くいく人だと思う。
飲食業界って奥が深い・・・
自分は、経験がないけど、ただそう思う。
日本のニュースでは、カールの一部商品が、
西日本での販売に限定されるとのこと。
生産工場が西日本にあり、
輸送コストを削減するために、全国での販売を中止するとのこと。
このニュースを受け、多くの人が、
「残念だ」「何とか販売してほしい」
などとショックを受けているようだ。
店を閉じることになった日本食レストランも、
全国での販売を打ち切ることになったカールも、
もし、そこへ通うお客や、それを購入する人がたくさんいたとしたら、
店じまいも、販売中止もなかったはずだ。
人は、失ってからようやくその大切さに気付くようだ。
消費者は、いつも勝手なことばかり言う。
経営者側の苦労など、これっぽっちも気にしていない。
日本食レストランの場合は難しいかもしれないが、
カールの場合、みんなで、どんどんカールを購入して、
経営を支えていくことが、
全国販売復活に向けて、誰も彼もがやれることだろう。
いずれにしても、
自分の好きな場所や好きな店が、
いつもと同じようにそこにあることを、感謝できる人でありたい。
コメントを残す