セブでバイクに乗り始めてから、早いもので半年が経った。
今のところ、おかげさまで、
無事故・無違反(無検挙)・無盗難である。
最初のうち、一番戸惑ったことが、右側通行だ。
みなさんご存知の通り、フィリピンの道路の通行方向は日本とは逆である。
右側車線から、左折するときのなんとも言えない気持ち悪さに、
最近ようやく慣れてきた。
それと、信号が赤でも、右折はいつでもできること。
これも、かなり気持ち悪かったが、今はその便利さに納得している。
慣れってすごいなと思う。
しかし、日本へ帰ると、一日もすれば左側通行に適応するだろう。
今は右側通行で生活していても、
経験年数は圧倒的に日本の方が長い。
体にしみ込んだ感覚は、そう簡単には消えない。
というわけで、今回は、セブでバイクを運転していて、
何気な~く気付いたことをまとめてみた。
①やたらと鳴るクラクションが実はありがたい
バイクにまだ乗っていなかった頃、
道を歩いていると、そこら中からけたたましいクラクションの音が鳴り響き、
その度に「うるせぇ~ボケ~」と思っていた。
日本の感覚では、クラクションを鳴らすときは、
何らかの怒りや苦情のようなものを表すことが多い気がする。
しかし、ここフィリピンでは、
多くの場合、ただ単に合図を出しているに過ぎない。
「お前のそばを通るぞ~」
「おい、このジプニーに乗ってくか?」
といった具合だ。
これが、バイクを運転していると、結構ありがたかったりもする。
もっと良い別の方法があればいいが、
現状、運転が荒いフィリピン交通事情では、
互いに音を出して、注意し合うことで、
事故を防いでいるようにも感じる。
ただし、誰にも彼にもクラクションを鳴らすのは危険だ。
そこは日本と同じ。
相手を間違うと、この国ではヤラれます。
車の運転手、銃を持っているので。
②フィリピン人は車の運転が超下手すぎ
小型車で、女性ドライバーの場合、
間違いなく超ド下手だ。
・ウインカーを出さず突然曲がる
・2車線をまたいで走る
・停車中、突然バックしてくる
・駐車スキルがヘボすぎて、時間がかかりすぎ、大渋滞が発生する
駐車に関しては、全体的に言えると思う。
なぜ頭から突っ込むのか理解に苦しむ。
頭から突っ込む方が、ケツから入れるより難しいのに。
なので、何回も切り返し、
おいおい、これじゃあ日が暮れちまうぜっていうくらい時間がかかる。
モールの駐車場なんかでこれをやられると、
その後ろがすべて詰まり、
たちまち大渋滞だ。
フィリピン人ドライバーって、
一体何パーセントくらいの人がちゃんとした運転練習をしているのだろうか。
日本の運転試験(実技)を受けさせたら、
ほとんどのフィリピン人が不合格だろう。
余計なお世話かもしれないが、
車の運転が下手な人を見ると、ホント腹が立つ。
オレが見本見せたろか!と思ってしまう・・・
③ジプニーが超邪魔&危険
バイク乗りの一番の敵は、間違いなくジプニーだ。
常に右端の車線を独占し、
突然のストップ&ゴーを繰り返す。
幅寄せなど、日常茶飯事。
ジプニーをやり過ごすためには、
その道路の交通の流れを瞬時に読み取ることが不可欠だ。
これさえマスターすれば、
軽る~くジプニーを足蹴にすることができる。
カリパイも、そこまでの域に到達するのに、
3ヵ月かかった。
バイクのイメージは、右車線の歩道際を走るものだと思われがちだが、
実は、中央線寄りを走ることの方が、安全だ。
理由は、ジプニー。
ジプニーを避けようとして、
転倒したり、他の車と接触したりする事故が後を絶たない。
よい子のみんなは、中央線寄りを走った方がいい。
④サンキューハザードがない
進路を譲ってもらった際、
「ありがとう」の意味を込めて、ハザードランプを点灯させるアレ。
ここ、セブでは一度も見たことがない!
アレって日本だけか?
それとも、そもそも割り込んでおいて、
申し訳ないとか、ありがとう、な~んて思うことがない?
バイクでハザードたけないので、
今度改造して、サンキュー合図を広めようかな。
⑤道路のメンテナンスが結構進んでいる
カリパイがよく使う道路に限った話になってしまうが、
ちょっと前まで、ボッコボコに穴が開いてた道路が、
いつの間にか、ちゃんと整備されていたり、
補修だらけで、起伏が多い道路が、
バシーッと平らに再舗装されていたり。
やればできるじゃん!
以上、勝手に思いついたことをまとめてみた。
今はバイクを運転しているだけなので、
車を運転すると、また違ったことに気付けそうな気もする。
何はともあれ、安全運転。
ほぼ毎日、バイク絡みの事故を見るので。
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