こんにちは。
フィリピン生活満喫中のカリパイです。
今日は午後から、バイクの登録更新(車検みたいなもの)をしに LTO(陸運局)へ行ってきました。
更新手続きの仕方等は、説明すると長くなるので、近日中にメインブログ『伝説のKalipay』の方にアップします。
今日は、手続きの際に感じた「モヤモヤ~っとした気持ち(自己嫌悪)」についてお話ししたいと思います。
突然ですがみなさん。
フィリピンで「誰かにだまされたこと」はありますか?
もしそういった被害にあった方がこのような質問を目にすると、いい気分ではないことは重々承知しています。
「いやぁ~いい勉強になったよ」と笑い飛ばせる程度の被害であれば問題ないかも知れませんが、しゃれにならない規模の被害だとめちゃくちゃ辛いですよね。
幸か不幸か、自分はこの3年間で、今のところ一度もそういう目にあっていません。
正確には一度だけ「だまされたなぁ~」ということがありました。
相手は日本人です。
ですが、自分としては相手を責めるより、それを選択した自分に責任があると思っているので、「だまされた」という感覚はそれほどありません。
この一件以来、基本的には「うまい話などない」と思っています。
それはフィリピンで生活をしているあらゆる場面においてです。
「なんでこんなにも親切にしてくれるんだろう・・・何か裏がありそうだ」
このように考えるクセがつきました。
フィリピンで暮らしていると、今まで経験したことのない「不自由」「サービスのなさ」を感じることがあります。
言い方が間違っているかも知れませんが、日本の場合、サービスが過剰なのかも知れません。
それに慣れている日本人は、みな一様に「不自由」や「サービスのなさ」を感じるでしょう。
ここフィリピンでは、基本的に「不便である」。
そう思っているところに、やたらと親切にされたり気遣いされたりすると、「あれ?」っとなるわけです。
これが、自分が親切にされたときに警戒心をもってしまう背景です。
それと、やはりここは外国なので、警戒心を一段上げることは必要なこととも考えます。
ちょっと前置きが長くなってしまったので、本題へ。
昨年の12月にバイクを購入してからちょうど一年が経ちました。
1年ごとにバイクの登録を延長する手続が必要なのですが、今回は初めての更新手続き。
ネットでいろいろ調べてみたのですが、バイクの更新手続きについてはあまり情報がなく、とりあえずLTO(陸運局)へ行って、自分で聞いてみるしかないなと思い行ってきました。
マンダウエにあるLTOへ行ったのですが、人がいません。
平日の昼間とはいえ、閑散としていました。
ちょっと拍子抜けです。
自分がバイクを止めていると、一人の男性が近寄ってきました。
彼の名はドンドン。
最初、自分と同じバイクの更新に来た人かと思っていましたが、彼はここの職員でした。
この時点で、怪しさ全開フルスロットルですよ。
- 単なるフィクサーで、後で高額な請求をされる?
- 職員だけど、親切料を求められる?
もうこの2択しか考えつきません。
カリパイの不安をよそに、ドンドン、本当に親切でものすごく分かりやすく説明してくれるんです。
しかも、フィリピンあるあるの「書類のコピーは外でとってからまたおいで」ではなく、ドンドンが事務所で普通にコピーしてくれます。
特に政府関係の役所で、この待遇は初めてです。
ひょっとして、ドンドンって本当にいいヤツ?
書類の記入もドンドンが全部やってくれました。
自賠責保険の申請も完全ガイドで付き添ってくれました。
スモークテストの場所も丁寧に教えてくれました。
そして極めつけは、バイクの性能チェック(目視のみ)のときです。
フロントのフォグランプをブルーに替えてあることに気づいたドンドン。
6,000ペソっすか!?
うぉ~見逃してくれるんか~い!
ありがたや~!
,
ありがとうございます!
帰りのバイクを運転中、LTOでの出来事を振り返って自己嫌悪になっていました。
結果的に、ドンドンは一切の見返りを請求することもなく、本当にめちゃくちゃ親切な職員でした。
3年間のフィリピン暮らしで、ここまでの親切な職員は初めてです。
ゴメンね、ドンドン。最初はキミのこと疑ってたんだ・・・。
フィリピンで暮らしていて、親切に対して疑いをもつようになってしまったんだよ。
でも、今日分かったんだ。
キミみたいないい人もいるんだってことが。
ゴメンねドンドン。疑ってしまって。
そして最後に一言、キミに言いたいんだ・・・。
ありがとうドンドン
※実際はこんなにチャラくないです笑
いい人と悪い人の区別が簡単にできたら苦労ないですね。