こんにちは。
フィリピン生活満喫中のカリパイです。
昨日は娘の誕生日会。
朝から買い出し、会場のセッティング、料理の仕込み等で、慌ただしい一日となり、
ブログの更新もできなかった・・・無念。
フィリピン人をパートナーに持つ人には、「そうそう」と納得してもらえることだが、
この誕生日会が、実に厄介だ。
金がかかって仕方がない。
外面を非常に大事にするフィリピン人気質。
ここには、「身の丈に合った」という概念がない。
おそらく、「無い袖は振れない」という言葉も理解できないだろう。
なぜなら、物事はすべて自分の都合のいいように進むと信じているし、
自分のやりたいようにやれると確信している。
宗教の考え方に寄るところが大きいと思うが、どうなんだろうか。
明日娘に飲ませるミルクを買うか、ゲストにもう一品料理を振る舞うか。
即答で後者を選択してしまう。
じゃあ、明日のミルクはどうやって買うのか?と理詰めで追求すると、
知らないと言って逃げる・・・
I don’t know
便利な言葉だ。
自分は、絶対に I don’t know と言わないようにしている。
その一言で、すべてを片づけようとする考え方が気にくわない。
自分は割と理屈っぽく物事を考える方なので、
議論を放棄し、問題を棚上げする相手に腹が立つ。
と、そんなこんなで、何とかこぎ着けた誕生日会。
参加者、多数で、多いに盛り上がった。
料理はすべてカリパイが作り、
妻の希望で、日本食を中心に準備した。
特に、カレーライスとチャーハンが人気だった。
まぁ、この点は、自分も料理作りが好きなので、
素直に嬉しい気持ちと達成感があった。
客人のもてなし、皿洗い、買い出しを、パーティーと同時進行でさばいていった。
招待したメンバーは、妻が管理していたので、
自分は、誰が来るのかも分かっていなかったのだが、
当日、明らかに「誰あんた?」っていう奴が何人もいた。
親戚の○○の彼女だとか、知人の友人とか。
知人の友人って何だ??
奴らは、タダで飯が食えて酒も飲めるから来ているのだろう。
しかも手ぶらで。
こういう厚かましさ、逆に見習いたいものだ。
あそこまで堂々とされると、腹が立つ気力も失せる。
日本では「生きる力を育む」ことが教育の最重要課題と言われている。
ここでの「生きる力」とは、
「自ら問題を解決し、たくましく世の中を生き抜く力」のことを言う。
しかし、フィリピン人を見ていると、別の意味での「生きる力」が備わっていると気付いた。
「他力本願で物事を解決し、都合のいいことだけを好きなようにして、世の中を生き抜く力」
とでも言えるのではないか。
教育に関して議論するつもりはないが、
どちらの方が正しいというようなレベルの話ではないだろう。
縁があってここフィリピンで生活をすることになったカリパイ。
娘には、本当の意味での「生きる力」を付けていってやりたいし、
それが自分の責務だと、改めて心に誓った誕生日会だった。
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