こんにちは。
フィリピン生活満喫中のカリパイです。
フィリピン人の友人ライルの誕生日会をカモテスで行うということで、1泊二日のカモテス旅行へ。
夕方に無事全員そろい、そのまま夕食を食べたところ、今夜の宿がまだ決まっていないことが判明。
第4話目の今回は、夕食後に行った宿探しからです。
悪戦苦闘の宿探し
宿の予約してないんかーい!
宿の予約してないんかーい!
宿の予約してないんかーい!
宿の予約してないんかーい!
宿の予約してないんかーい!
夕食後、朝早かったこともあって少し疲れてきたなぁと思っていた矢先に判明したまさかの展開。
7人で野宿はさすがに厳しいですよね。女子も3人いますし。
実はさかのぼること数日前、ライルからカモテスの話をもらったときに、何軒かホテルを紹介しておいたんです。
なので、てっきり予約してあると思い込んでいました。
今となっては、あれこれグチってても仕方がないので、とにかくこの時間からでも部屋が空いている宿を探さなくては。
と、ここで非常に大きな問題というか条件を一つ確認しておく必要があります。
それはズバリ「予算」です。
日本の感覚だと、宿泊代はそれぞれが出すもんですよね。
自分の宿代ぐらい、自分で出すべきですし。
カリパイ、すでに気づいていたのですが、何とここまでの支払すべて、ライル(実際は彼女が管理している財布)が出しているんです!
すべてですよ。船代も、バイクのレンタル代も、夕食代も。
※ちなみに、カリパイは自分で船代を出しました
それはなぜか?
なぜなら「ライルの誕生日会」=「ライルがすべてもてなす」というフィリピンスタイルだからです。
お、恐ろしや~!!
参加者も、それが当たり前という顔で、ただの1ミリも財布を出す気配がありません。
このことから、ビーチの目の前に見えている、「Santiago Bay Garden &Resort(サンティアゴ ベイ ガーデン & リゾート)」は選択肢から外れます。
ここは、一部屋1,700ペソ(約3,700円)以上はしますから。
この額でも十分安いんですよ。
ですが、その値段の部屋だと広さ的に最低でも2部屋は必要なので、予算的にはアウトです。
いくらまで出せるのかライルに確認したところ、何とかトータルで1,000ペソ(約2,200円)程度に抑えたいとのこと。
この条件だと可能性としては、
- ホテルは除外
- ボロ宿 or シェアハウス
- 少し広めで一部屋
- 500ペソを2部屋
このような感じになりそうです。
時間も無いので、サンティアゴ・ホワイトビーチ周辺で探すことにしました。
外観:普通
形態:民宿
値段:3,500ペソ(7人収容可能)または、2,000ペソを2部屋で4,000ペソ
外観:古い
形態:民宿
値段:最大4人収容可能な部屋2,000ペソ1部屋のみ空き
外観:超ぼろい
形態:普通の家?
値段:最大収容人数2名の部屋800ペソを3部屋で2,400ペソ
すべて予算オーバー!
う~ん、厳しいですね~。
しかし、そうこうしている間に時間はどんどん過ぎていきます。
この時点でカリパイの頭の中では、条件の修正が行われていました。
- 1部屋1,000ペソを2部屋借りて、1部屋分は出してあげる
- 覚悟を決めてビーチで野宿する
「いやいや、宿代ぐらい全部出してやれよ」と思われるかも知れませんが、確かにカリパイが出すことは可能です。
こういうことも想定して、少し余分にお金を持ってきてましたし。
ですが、これはカリパイのこだわりで、ここで金銭的援助をガッツリしてしまうと、前にもブログでお話しした妙な関係が出来上がってしまうんです。
それにライルにもプライドがあるでしょう。
彼は、自分の誕生日会でカリパイに「宿代出して」とは言えないタイプのヤツなんです。
フィリピンではちょっと珍しいヤツですけどね。こういうタイプ。
というわけで、最後の1軒をチェックしました。
ここがダメなら野宿確定です。
外見:ちょっと小綺麗
形態:民家?「貸し出し中」の看板あり
値段:3人収容可能で1,200ペソが2部屋空き
※写真は翌日撮ったものです
ここで決まりでしょ!
というわけで、何とか宿を確保することができました。
男4人、女3人なので、男女で部屋を分けることに。
しかし、部屋にはそれぞれベットが2つしかありません。
男の部屋、どうするんだ??と思いましたが、そんなことは後で心配すればいいとして、とにかく一安心でした。
さっそくビーチから荷物を持って宿へ移動し、シャワーを浴びてリフレッシュ!
少し休憩したあと、再びみんなでビーチへ戻ることになりました。
いよいよお待ちかねの「飲み会」です。
グダグダの誕生会(飲み会)
さぁーみんなで飲むぞー!
と意気込んでいたのは、カリパイとライルの二人だけ、と気づくまでにそれほど時間はかかりませんでした。
ライルが奮発してレッドホースのリッターボトルを1ケース(6本=6リットル)買って戻ってきた頃には、
マドンナ(ライルの妹)&バッカス(彼氏)→夜の海へ
サリー(ライルの彼女)→「疲れたからもう寝る」と宿へ引き返す
ジッス(サリーの友人)→バイクで散歩
マイケル(ライルの友人)→彼女へ電話で忙しい
このような状況。
もうホント、グダグダですよ。
協調性って何?
だれか「誕生日おめでとう」ってライルに言った?
言いたくありませんが、メンバー全員、はたから見ていて「タダで旅行できてハッピー!」って感じがプンプンしますよ。
これがフィリピンスタイル?
あぁ、いいでしょう。
それならこっちもその流儀に従うまでですよ。
夜21時から、ライルとカリパイ2人だけで飲み始めました。
2人でレッドホースを3リットル飲んだところで、バッカス、ジッス、マイケルがようやく参戦。
しかし、彼らはそれほど強くないので、すぐに酔っ払ってしまいました。
いろんなことを話し合いましたね~。
- フィリピンの未来について
- 差別について
- 宗教とは何か
- フィリピン各地の名産品について
- 世界の言語について
途中、尿意を催すたびに、夜の海へ入っていき事を済ませる。
音が結構響くので、その度に皆で大爆笑。
楽しかったですね~。
その後、ひとり、またひとりと、つぶれて宿へ引き返していき、最後はカリパイとライルだけになりました。
追加で2リットルビールを買い、飲み終えたのが午前1時。
長かった闘いも、ここで終了です。
結局、最後まで「ハピィバースディトゥーユー♪」と歌うこともなく、単なる飲み会でしたね。
いやぁ~ライルとたっぷり語り合えて、最高でした!
まとめ
メイン人物であるライルをほったらかしにして、各自が好き勝手に行動する姿には正直驚きましたが、そんなもんなんですかね。
ひょっとしてそんなに仲がよくないのかな?
明日はバイクで島内を観光するけど、みんなちゃんと一緒に行動できるのかな?
などなどをボンヤリ考えながら、ベットに入って、すぐに寝てしまいました。
さて、次回、第5話はいよいよ2日目に突入します。
そして、次回が最終回の予定です。
【2日目】カモテス旅行〈最終話〉「カモテスをバイクでかっ飛ばせ!からの最後はみんなの笑顔で幕を閉じる(仮)」をお届けします。
お楽しみに!