こんにちは。こんばんは。
日常生活の中で、使ってみたいけど、なかなかそのチャンスがない英語表現
「Yo~メ~ン!」
どーも!フィリピン生活満喫中のカリパイです。
半日かかってLTOで免許証の更新完了。
しかし、まさかの紙切れ(テンポラリー)でショックを受けたカリパイ。
次に向かったのは、イミグレーションオフィスです。
【全米が泣いた】激闘11時間!久しぶりにフィリピンの神髄を堪能し燃え尽きた男の話
第4話
ブチ切れまくりのアメリカン&精神と時の部屋に入り込むカリパイ
予想外に空いているイミグレーションオフィス。
期待に胸を膨らませ、即受付&申請を済ませます。
今回はビザの延長と、ECCの取得です。
ん?ECCって何??という人のためにちょいとばかり解説します。
ECC(Emigration Clearance Certificate)
簡単に言うと、フィリピンからの出国許可証です。
- ビザが正規のものか(ビザ代がちゃんと払われているか)
- フィリピン国内において犯罪歴がないか
これらを証明し「あなたはフィリピンから無事出国できますよ」という許可証になります。
- 観光ビザ(短期ビザ)で6ヶ月以上滞在した外国人
- ACR I-Card(外国人登録証)保持者で、フィリピンに再帰国予定の人
上記のいずれかに当てはまる人は、ECCがないと出国できません。
簡単に説明するとこんな感じ。
ちょっと待って。カリパイさん、ECCが必要なの?
うふ。なかなか鋭いツッコミですね~。
ノーコメントとさせていただきますが、お察しください。
カリパイが受付を済ませた頃は、比較的空いていたのですが、その後少しずつ人が増えてきました。
とはいえ、そんなことは関係ありませんけどねー。
なぜなら、カリパイはもう受付(申請)を済ませてますから、あとからどんだけ人が来ようとも、影響ナシ!
まぁこのくらいの人数なら、1時間で終わりますね~。
1時間後。
まったく名前が呼ばれる気配なし。
それより、さっきから気になっていたことがあります。
確かにカリパイが来た頃は人が少なかった。
ですが、さっきから、パスポートを大量に抱えたフィリピン人が何人もやって来ては、受付を素通りし直接窓口へ行き、スタッフと談笑しながら大量のパスポートを預けていくんです。
彼女たちの正体は?
その答えは「エージェント」または「語学学校のスタッフ」です。
簡単に言えば「業者」ですよ。
勘のいい人はこの時点でお分かりでしょう。
- カリパイのように個人で申請に来ている人
- 大量のパスポートを持ち込む「業者」
2種類の人間がここにいるわけです。
イメージ的には、自分が申請した前に、人が1人いたとします。
でもその人は業者で、パスポート20人分を申請しています。
つまり、カリパイは21番目になるわけですよ。
何じゃこりゃ~!!
業者人間は、イミグレのスタッフと顔見知りで、ガンガンカットインしていきます。
いつまでたっても、個人で申請しているカリパイの順番が回ってこないわけですよ。
ふと見ると、おそらくカリパイが来る前からここにいたアメリカ人のじい様が、顔を真っ赤にしながら窓口のおねえちゃんにボロっかす文句を言っています。
おい、テメエ!いつまで待たせりゃ気が済むんだ?え?
なんで後から来たやつを先に処理してんだ?
おかしいだろ?
瞬時に、その場の空気が凍りつきました。
じいさん。あんた、正しいよ。
ど正論だよ。
けど、怒ってもどうにもならないよ・・・
そこに居合わせた人みんな、心の中で大きく頷いていたでしょう。
業者の人たちは、「し~らない」って涼しい顔してましたけど。
イミグレに来てから、すでに2時間が経過。
結構な感じで険悪なムードが流れているにもかかわらず、受付のおっさんスタッフが業者の女の子をつかまえて、大声で馬鹿笑いをしている・・・。
カリパイの隣で待っている韓国人が、同じく馬鹿でかい声で電話してる・・・。
逆隣の中国人の貧乏揺すりが、マグニチュード8.7レベル・・・。
おぉ神よ。
ここは地獄ですか?
ここで感情をもつことは、それすなわち弱き人間。
更なる高みを目指すべく、カリパイは外部とのつながりをすべて遮断しました。
そう、精神と時の部屋。
ここへ入れば、外界の煩わしさに心を迷わせることはありません。
そして時間の経過も、うんと速く感じるはずです。
そう決めたカリパイ。そっと目を閉じ、肩の力をぬきました。(ただ寝ただけです)
その1時間後。不覚にも目を覚ましてしまいました。
もしやカリパイの名前がすでに呼ばれているのでは?
若干の焦りと、大きな期待をもって窓口へ行き、確認をしました。
まだです・・・。
さらにその1時間後。
先ほどとは打って変わって、急にどんどん名前が呼ばれ始めました。
さては、業者関係の処理が終わったな?
しかし、何かがおかしい。
名前を呼ばれている人たちを見ると、彼らはすべてカリパイより後から来た人たちです。
なぜ?ナゼ?WHY?
そうでしたよ。納得ですわ。
今回、カリパイはECCも同時に申請していました。
ひとつ余分なことが増えると、100倍時間がかかりますからね~♪
仕方ないでチュね~♪
そこから1時間後。
トータル、4時間。
よ・じ・か・ん・・・
長かった戦いに、ようやく終止符が打たれました。
朝9時にここJセンターモールへ来てから8時間。
会社に出勤したみたいじゃないですか笑。
午後5時にようやく、二つの役所関係の用事が終わったわけです。
もうクタクタです。本当に消耗しました。
しかし・・・。
「どうしても正規の免許証を受け取りたい」という気持ちが、ボロ雑巾のようにくたびれ果てたカリパイの心の奥底で、メラメラと燃え始めてきたんです。
ささっと、SMシーサイドにあるLTOの営業時間を調べてみると、午後7時までやってるじゃないですか。
現在の時刻は午後5時。
大渋滞が始まっている時間帯とはいえ、行けるでしょうよ。
行っちゃう?
行っちゃいますか!
ぶ~~~~ん!
この時のカリパイのエネルギー残量はすでにゼロ。
予備電源で動くマシーンのごとく感情を消し去り、無心でバイクを走らせます。
渋滞で動かなくなっている道路をバイクですり抜けまくり、なんとかSMシーサイドに到着しました。
うげ!結構人いるじゃん・・・。
でも、ここは確か免許証のプリントアウト専門のはずだから、すぐに順番回ってくるでしょ!
このカリパイの予想は当たるのか?それとも?!
次回!【全米が泣いた】激闘11時間!久しぶりにフィリピンの神髄を堪能し燃え尽きた男の話 第5話
「最終回 最後の最後、我慢できずに怒りが大爆発のカリパイ」
お楽しみに!
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