こんにちは。
フィリピン生活満喫中のカリパイです。
フィリピンに移り住んでから2年半以上になりますが、実は今まで、フィリピンでは一度もバナナを食べたことがありません。
えっ?と驚かれることでしょう。
フィリピンと言えばバナナですもんね。
バナナの生産量が世界第3位のバナナ大国フィリピン。
確かに、いたる所でバナナが売られているのを目にしますし、バナナの木もそこら中にあります。
なぜなんだカリパイ。なぜお前はフィリピンでバナナを食べたことがないんだ!
今日はその「なぜ」についてお話ししたいと思います。
子どもの頃のカリパイは、体の線が細く、すぐに風邪をひいてしまう体の弱い子でした。
親のすすめでスイミングスクールへ通うようになり、少しずつですが、あまり風邪をひかない丈夫な子になっていきました。
スイミングスクールは、地元でも有名なスパルタ式のスクールで、エクササイズというよりはバリバリ競泳選手を育て上げるスタイル。
一日に泳ぐ距離が長かったことと、コーチがとても厳しかったことで、本当にキツかったですね。
ですが、日を重ねるごとに自分が上達していくのが実感でき、いつの間にか水泳が好きになっていました。
競泳の経験がある人ならわかると思うんですが、あれって本当に自分との闘いです。
どんなに呼吸が苦しくても、水の中では、誰も助けてくれません。
手足にもう力が入らなくなっても、自力で進むしかありません。
「タイムが伸びなくてもいいや」って妥協することも簡単にできます。
泳ぐのをやめるのも、歯を食いしばって泳ぎ続けるのも自分の心一つ。
競泳は、肉体的にも精神的にも、自分を追い込むことができる最高の手段だと思います。
そんなこんなで、スイミングスクールを卒業してからは部活でも水泳部に所属し、ひたすら泳ぎまくっていました。
高校生になったときには、そこそこ芽が出てきて県大会に出場できるかどうかまで実力がついてきました。
そうそう、断っておきますが、カリパイはそんなに特別な選手ではありませんでしたよ。
もっと速い友達はいくらでもいましたから。
でも、やっぱり泳ぐことが好きだったので続けていましたし、自分が定めた目標タイムに向かって努力することが楽しかったことを覚えています。
しかし、ここで一つだけ問題となることがありました。
体が細かったカリパイ、水温の低い日だと寒さに耐えられず、すぐに足がつってしまうんです。
このことを部活の顧問に相談すると、顧問から思わぬ答をもらいました。
バナナを食べなさい。
自分でも調べてみると、バナナは足がつることの予防に適した果物ということがわかりました。
それからというもの、来る日も来る日もバナナを食べ続けました。
この頃、一日に6kmほど泳いでいましたが、泳いだ後はジムで筋トレ、そして大量のバナナを食べる。
こんな生活を繰り返していました。
バナナは効果があったのか?
結果的には、多少効果がありましたが劇的な改善は見られませんでした。
このとき初めて「水泳がいやだ」と思うようになりました・・・。
何でこんなに辛い思いをしなければならないのか?
こんなに努力しているのに、何でまた足がつるんだ?
こんな歯がゆさがと苛立ちが、すべてバナナに向けられるようになりました。
バナナ食べても意味ないじゃん・・・。
この時の辛い気持ちと、バナナを無理矢理食べ続けていたことにより、バナナが嫌いになってしまったんです。
高校を卒業すると同時に、競泳の世界から足を洗いました。
今でも泳ぐことは大好きですし、ハッキリ言って得意です。
でも、タイムを競うために泳ぐことはもうしたくありません。
そして、バナナも食べたくないですね。
バナナは体によい食品だとわかっています。
ましてや、ここフィリピンはバナナの大生産国ですから、身近に安くて新鮮なバナナがたくさんあります。
フィリピン人の友達に「カリパイ、何でお前はバナナを食べないんだ?」と聞かれることがよくありますが、面倒くさいので「バナナ嫌い」って答えてます。
競泳の世界から足を洗ってもう何年になるでしょうか。
そろそろバナナを食べてみようかなぁって気持ちも少しはあります。
だって、家の前にバナナの木があって毎日、目にしますから笑。
今日は「なぜカリパイはフィリピンでバナナを食べないのか」についてお話ししました。
まずはバナナシェークから試してみますかね。
私も訳あって、遠い昔からバナナを食べませんでした、、、が最近、近所のおばちゃんから「これ食べな!」と渡されたので悪いな~と思ってちょこっとかじったら、、、美味しかった。 な~んで今まで食べなかっただろう、たいした訳ではなかったのに、と思っちゃいました。(今更なんですけどね、中が黄色いやつが美味しいらしいですよ。)
ラシオンさん
自分も頑張って食べてみます!!