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「まとめて買った方がお得じゃん」って発想があまり浸透していないことについて考えてみた

こんにちは。

フィリピン生活満喫中のカリパイです。

 

食料品や日用品を買いにスーパーへ行くたびに思うことがあります。

 

それは、お得パックみたいな「大容量の商品が少ない」ということです。

 

 

トイレットペーパーでいうと、今まで見た中の最高は24個入り。

 

シャンプーやボディーソープについては、ポンプ式の大型容器タイプは種類が限られています。

 

もちろん大容量の商品を取り扱っている店へ行けば目にすることができるかも知れませんが、一般的なスーパーで見かけることはありません。

 

つまり、庶民にとっては「大容量パックは必要ない」ものであり、需要がないため商品として取り扱われていないのではないかという考えに至っています。

 

 

なぜ、需要がないのでしょうか?

 

それは、ズバリ「購入する際の金額が大きくなる」からです。




大量買いに「お得感なし」

例えば、4個入りのトイレットペーパーが40ペソだとします。

 

8個なら80ペソ、12個なら120ペソとなりますよね。

 

24個入りなら240ペソです。

 

 

ここで面白いのが、

 

4個入り=40ペソ→1個10ペソ

 

24個入り=240ペソ→1個10ペソ

 

個数が増えても、1個あたりの値段は同じなんです。

 

数が増えればその分お値打ちになるという概念はないですね。

 

 

「たくさん買っても少しだけ買っても単価が同じなら、たくさん買うメリットないじゃん」

 

こうなるわけです。そりゃそうですよね。納得です。

 

一度の支払は少額で

そして、ほとんどの場合、「今持ち合わせが40ペソしかないから、4個入りでオッケー」となるわけです。

 

つまり、「まとめ買いする」=「一度にたくさん支払う」というわけであり、これが多くのフィリピン人にとって難しいことになってしまいます。

 

このことが、需要が少ない理由だと考えます。

 

少しずつ買うことのメリット

これはフィリピン人の気質に関係していることですが、多いにうなずける理由があります。

 

「あったら、あっただけ使ってしまう」

 

多くのフィリピン人は、お金でも物でも、あったらあっただけ豪快に使ってしまいますね。

 

「後何日あるから、少し節約して・・・」という、先を見こした計画やペース配分が苦手な人が多いです。

 

シャンプーやボディーソープなど、大容量のものだと減りも早くなってしまいます。

 

「子どもに小遣いをたくさん与えると全部使っちゃうから少しずつ渡す感じ」と言えば分かりやすいでしょうかね。

 

なので、「少しずつ買うことにより、使いすぎを防ぐ」という点がメリットとなります。

 

その少しの物も、豪快に使ってしまえば同じなんですけどね。

 

 

またもう一つのメリットは、「支払いが少なくて済む」という点です。

 

そもそも普段から財布に余裕がないため、選択の余地がないとも言えます。

 

セブの最低賃金、ホントに安いですからね。そのくせ、物価は高い・・・。←何とかしてくれ~

 

少しずつ買うことのデメリット

一度に少ししか購入しないため、すぐにまた購入しなければいけなくなります。

 

そのために、再び店へ行く必要があるので、時間と経費が余分にかかります

 

バイクで行けばガソリン代がいります。

 

歩きで行っても、暑くて汗をかき、冷たい飲み物がほしくなります。

 

日本人が大切にしている「効率」という観点からは、明らかにはみ出しているわけです。

 

トータルで考えれば、二度買い物に行くより一度で済ませた方が得ということに気づかないのでしょうか。

 

「お出掛けすること自体に価値がある」というのであれば、納得です。

 

 

デメリットのもう一点は、まとめ買いをしても、買ったものを置いておく十分なスペースがないという点です。

 

ローカルの家族の場合、狭い部屋で大家族が寄り添い合って暮らす状況では、物で場所をとられることは都合が悪くなります。

 

ものを置くスペースより、寝る場所の確保が優先だからです。

 

タバコのばら売りの場合

話をスーパーではなく、別の場所へ移します。

 

路肩で「タバコのばら売り」をしている人を見たことがありますよね。

 

だいたい1本5ペソほどで売られています。

 

タバコ1箱は20本入りなので、1箱売り切るとタバコ売りのおじさんには100ペソ手に入ります。

 

銘柄にもよりますが、1箱40~80ペソほどで仕入れたとして、おじさんが手にする利益は本当に小銭程度です。

 

 

タバコはコンビニやサリサリストアでも購入できます。

 

サリサリストの場合、同じようにばら売りもしてくれます。

 

 

ここで興味深いのが、コンビニ等で箱で買う人があまりいないということです。

 

路肩のタバコ売りか、サリサリストアで、本数単位で購入する人がとても多いです。

 

 

ちょっと待ってください。

 

20本入りの箱で買った方が、ばら売りで買うより断然安くなります。

 

でも、ここでも先ほどの話と同じで「目先の低額」に行き着くわけです。

 

「1箱70ペソは高いけど、3本15ペソなら安くて得だ!」となっています。

 

5ペソ×20=100ペソ>70ペソ

 

簡単な計算です。

 

違う視点で考えてみる

こんな簡単な計算ができないわけがない・・・。

 

そうなると、あえて割高になるばら売りタバコを買うのは、何か別の理由があるのではないかと考えました。

 

Donation(寄付)

 

この言葉が真っ先に頭に浮かびました。

 

小銭を稼ぐ苦しい生活をしているタバコ売りのおじさんを助けるために・・・。

サリサリストアの経営を助けるために・・・。

 

「困っている人を助ける」という教えが宗教によって浸透していることが影響しているのかも知れませんね。

 

 

本当のところはどうなんでしょう。

 

お金に余裕がないなら、少しでも安く済むような選択になると思うのですが・・・。

 

まとめ

今回、検証の対象としてイメージしたフィリピン人は、いわゆる低所得層の人々です。

 

やはり、その日暮らしの状況では「明後日のパンより今日のパン」「蓄えるより消費」となるのが自然です。

 

冒頭で少し触れましたが、会員制の大型ショップへ行けば、大容量の商品を購入することができます。

 

ですが、多くの低所得者には縁のない場所となっていることも事実です。

 

まとめ買いや大容量の商品を購入することができるのは、自家用車を所有する中間層以上。

 

これが現実です。

 

 

経済成長が著しいフィリピンと言われていますが、庶民レベルの感覚では?ですね。

 

多くの人が36個入りのトイレットペーパーや、カートンでタバコを購入するようになったら、「おっ、フィリピンも変わってきたなぁ」と思うかも知れません。

 

そうそう、フィリピン式では、用を足した後、そもそもトイレットペーパーを使わないから、トイレットペーパーの売り上げは今後も伸びないか・・・。

 

結論

フィリピン人は損得を越えた、もっと大事な何かを大切にしている

 

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