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ひとに厳しく、自分に優しく

どんな生き方をしたいかと問われれば、

「ひとに優しく、自分に厳しく」

こう答えたいと思い続け、はや数十年。

これが実現できているのかどうかを日々、自問自答している。

 

う~ん、できてないですな~。

「ひとに厳しく、自分に厳しく」は割とやってましたが。昔。

性格上、「ひとに優しく、自分に優しく」ができないので、どうしても厳しいサイドにベクトルが向いてしまいがち。特に心身の健康に余裕がないとき。

 

フィリピンで暮らしていると、今までの自分がなってちっぽけな存在だったんだと気付かされる。

フィリピン人は、

「ひとに超きびしく、自分に超ウルトラスーパーやさしい」

 

ここまで来ると、ホントに芸術の域かと思う。

 

自撮りが好きで、イチ押しの決め顔をもっているフィリピン人。Facebook命。飽きもせず自分の決め顔をアップし続ける毎日。

 

他人に厳しくあたり、「お前は最低のクズ野郎だ!」と罵ることにより、自分を相手より優位な立場にもってくる手法。

自分の立場は変わらなくても、相手を見下すことで自分があたかも上位にいるかのように持ち込む手口。

 

これって、日本でもよく見かけた光景だが、共通して言えることは、「自分に自信がない」ということだ。コンプレックスを抱えている人、人に弱みを見せたくない人がやる自己防衛手段。

 

 

職場にいないだろうか?こういうタイプの上司。やたらと部下を怒鳴り散らし、「オレなら簡単だ」と豪語する。この上司も自分に自信がないんだろう。文句を言われる前に、先制攻撃しておく。

当然だが、こういうタイプの上司には誰も付いていかない。

 

フィリピン人はここまでやらない。責任の所在が自分にあることを嫌うので。つまり、何か問題があったとき、いつでも「あいつのせいだ」と言えるように、自分に火の粉が降りかからないように、上手くヒットアンドウェイ戦法で戦っている。

 

 

でも待てよ。実はこういう生き方って、ありなんじゃないかなと思うところも。「オレ知~らない」が許される生き方。

 

一見、無責任に聞こえるかもしれないが、世の中ってそういうもの。だれもあなたのことなんか気にも留めないし、助けてもくれない。

情けでお金は生まれない。

 

 

では、ひとを信用するって、何を根拠にだろうか。

 

フィリピンでは、日本人を騙すのは日本人だ。同じ国の者を食い物にし、それによって財を築いている人がいる。

 

日本人だからとか、日本人じゃないからとかは、一旦やめておこう。その人がどういう生き方をしている人かで判断したい。

 

自分にも他人にも厳しいのか、甘いのか。

自分にだけ厳しいのか、他人にだけ厳しいのか。

 

そう考えると、

自分に甘くて、他人に厳しいフィリピン人の生き方は、とてもシンプルで合理的なのかもしれない。ドライな関係の中で情に流されることなく、付き合う相手を選ぶことができるので。

 

明日からは少し肩の力を抜いて、

「ひとに優しく、自分に優しく」生きていこうかなぁと思ったカリパイであった。

 

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