フィリピンのこと、嫌いにならないでね

こんにちは。

フィリピン生活満喫中のカリパイです。

 

新居に越してから、何かと必要な物を購入する毎日。

 

食事をするためのテーブルがないので、テーブルを購入するために、

 

とあるローカルモールへ。

 

ついでに、今週末に予定されている娘の誕生パーティーの買い出しも。

 

 

なぜ、ローカルモールかというと、

 

その理由はズバリ、安いからだ。

 

メジャーなモールに比べ、実感として２～３割ほど安い。

 

どこで買おうと品質は大して変わらない。ここはフィリピンなので。

 

 

今までそのモールへ何度も行っているが、フィリピン人しか見たことがない。

 

モールへ行くたびに、店内では自分に対して好奇の眼差しが痛いほど注がれる。

 

これさえ我慢できれば、みなさんにも是非オススメしたい。

 

または、フィリピン人になりすますのもありかも。

 

これ、カリパイがやると、なぜか妻が怒るので、自分はできない。

 

 

 

モールでは、お目当ての物がすぐに見つかり、価格もまずまず。

 

いやぁ～今日はいい買い物ができたなぁ～と妻と二人、

 

上機嫌でレジへ向かった。

 

 

すると、目の前には、

 

先程までのルンルン気分が、一気に急降下する現実が待ち構えていた。

 

レジカウンター内には、女性スタッフが３名。

 

しかし、稼動させているレジは１台のみ。

 

 

当然、レジ前には客が１列に並び、

 

その列が、まぁ長いこと長いこと･･･

 

一瞬、ここは有名テーマパークの人気アトラクション入口かと目を疑った。

 

 

選択の余地無く、列の最後尾へ進み、

 

ひたすら待つ･･･

 

ただただ待つ･･･

 

忍耐･･･

 

辛抱･･･

 

 

待つこと30分。

 

あと少しで自分たちの番だ･･･

 

そう思った矢先、大量の商品を買い込んでいるおばちゃんが目に飛び込んできてしまった。

 

 

何やら、皿や器など、食器を大量に買い込んでいるようだ。

 

その量は、レストランでも開くんじゃないかという程だ。

 

確認できただけでも、

 

形が同じで色違いの器を各10個ずつ、計５セット。

 

その他、同じく色違いの皿を各10個ずつ、計６セット。

 

 

ふとレジ打ちを担当しているスタッフの顔を見ると、えらく真剣な表情。

 

そして、これがまたフィリピンあるある、

 

必殺！同じ商品でも、バーコードの読み取りは、すべて１つずつ「ピッ」とやっていく。

 

 

 

 

 

効率超悪い！！

 

 

なんで、ピッと一つやって、かける○○ってやらんのか！！

 

 

これ、どこへ行ってもそうなので、

 

きっと、フィリピンでは法律で「一つ一つ読み取らなければならない」って定められているに違いない。

 

どんな法律やねん！

 

 

写真の奥では、黒い制服の女性、おそらくリーダー的な立場のスタッフが、

 

懸命に食器の梱包作業を行っていた。

 

 

結局、この客だけで15分経過･･･

 

 

 

あなたは、気が長い方？

 

それとも、短気？

 

 

もし短気なら、フィリピンで暮らすことは止めておいた方がいい。

 

きっと、血圧が上がり、命に関わるので。

 

 

 

さぁ～ようやく自分たちの番が回ってきた。

 

今回購入した物

• テーブル
• シューズラック
• 小さい食器乾燥棚
• 紙皿
• ぬいぐるみ
• クラッカー
• 娘用のTシャツ

 

わずか１分ほどで、終了。

 

な～んだ、手際よくできるじゃん。

 

 

支払いを済ませ、商品を受け取ろうとしたら、

 

レジ担当スタッフが謎の行動を始めた。

 

 

自分たちに商品を渡さず、

 

すべてカウンター内の床へ置いて、

 

次の客の対応を始めたのだ。

 

 

妻とアイコンタクトで「ん？」と会話する。

 

何か事情があるのだろうと思い、待つことに。

 

 

１組、また１組と、後続の客に対応するスタッフ。

 

４組をやり過ごしたとき、さすがに妻が切れた。

 

 

ミ～ス！！

 

何で、私たちの品物を床に置いて放ったらかしなの？

 

しかも何で、何も説明がないの？

 

 

はい、正論。

 

カリパイもここぞとばかり、加勢した。

 

 

（心の声）

なんで俺ら待たされとんねん！

 

（実際の発言）

私たちが待たなくてはならない理由は何ですか？

 

 

 

レジ担当スタッフ、みるみる顔が赤くなり、

 

返事もできない状態に。

 

そして、明らかにパニック状態。

 

 

レジ打ちを途中で止め、

 

カリパイ達の商品を床から拾い上げようとし、

 

床へ落としてしまった。

 

 

 

その口元がかすかに「sorry」と動いた気がするが、

 

もちろん何も聞こえなかった。

 

 

結局、彼女の取った行動の真意は分からずじまい。

 

何か理由があったなら、一言それを伝えるべきであり、

 

本当に残念な客対応だった。

 

 

以前、メインブログでも取り上げたが、

 

彼女の場合、客からクレームを付けられた経験があまり無いのではないかと推測する。

 

超混雑していて、

 

次から次へとレジ打ちをしなければならない状況に、

 

耐えられなかったのかもしれない。

 

 

きっと最低賃金も怪しい程の額しか貰っていない彼女に対し、

 

同情の気持ちもあるが、

 

こういった店員への「まぁ仕方ないか」といった、甘やかしが、

 

いつまでたってもサービスの質の向上に繋がらない原因の一つではないだろうか。

 

フィリピン人が店員に文句言ってるの、あまり見たことがないので。

 

 

 

もし、日本人の方が、こうした状況に出くわした際、

 

間違いなくブチ切れると思う。

 

そして、「なんじゃこりゃフィリピン！」ってなってしまうだろう。

 

 

腹が立っても仕方ないが、どうかフィリピンのこと嫌いにならないで～

 

彼等も一生懸命やってるはずなので～

 

社員教育のレベルが低いだけ～

 

マネージメントスキルが低いだけ～

 

給料が安すぎてモチベーションが低いだけ～

 

適当な接客が許される土壌が出来上がってるだけ～

 

 

嫌ならそういった店には行かなければいいだけ。

 

神接客の店も沢山ある（と信じている）

 

 

 

なぜ、そのモールへ行くかって？

 

だって、このモール、安くてお値打ちだから～