今更な感じもするが、ふと思ったことがある。
「そういえば、フィリピンって花粉飛んでないなぁ・・・」
日本にいるとき、2月下旬頃から6月の頭ぐらいまで、毎年のように花粉に悩まされていた。
激しい目のかゆみ、止まらない鼻水とくしゃみ、毎日続く微熱。
厚生労働省の調査によれば、現在、日本国民の約30%が花粉症であると言われてる。
マスクを着用し、薬を服用し、外出先から家に入るときは、全身の花粉をはたいて・・・
こんなことをずーっと続けていた。
しか~し、ここフィリピンでは、今までが何だったのかと思うほど、何も起こらない。
花粉症がだ。
ここには花粉がないようだ。いやもちろん花粉はあるだろうが、花粉症を引き起こす原因になる花粉がないのだ。
調べてみると、世界では、日本とアメリカ、それとイギリスの一部でしか、花粉症がないようだ。
また、今日本では、花粉症の季節に「花粉疎開」といわれる、ツアーがあるらしい。
北海道や沖縄のようにスギがない地域へ、一時的に避難するというものだ。
これ結構人気があるらしく、旅行会社にとっては新たなビジネスチャンスとなっているらしいから驚きだ。
疎開先に是非ともフィリピンを加えて頂きたい。
『つらい花粉症の季節。花粉のない南国セブでのんびりすごしませんか?』
なんてキャッチコピーで宣伝して・・・
まぁ、ここには花粉以上に、人体に悪影響を及ぼすもっと恐ろしい物があるので、なんとも言えませんが。
とにかく、花粉症の苦しみから解き放たれたことは、大いなる喜びです!
そしてもう一つ。この時期に日本にあってフィリピンにないもの。
それは、5月病だ。
どうやらこの5月病というものも、日本特有のものらしい。
世界的には、大きなバケーション後の「○○ブルー」というものがある。
例えばアメリカの場合、クリスマス・ニューイヤーと、大きなイベントが終わった1月に、日本でいう5月病的なものがあるようだ。
休みが終わって仕事に戻る面倒くささと、年末のイベントがらみでクレジットカードの支払が増え、1月にその支払がやってくるからだ。
韓国の場合は、3月らしい。年度のスタートが3月なので、新生活へ対する不安からナーバスになるということだ。
ヨーロッパでも、バケーション後の「バケーションブルー」がある。
世界共通して言えるのが、「マンデーブルー」だ。
日本で昔言われた、サザエさん症候群と似ている。
サザエさんを観ているということは、今日は日曜日。つまり明日からまた仕事。
あぁ~憂鬱だ~というもの。
さて、ここフィリピンはどうだろうか?
どちらかといえば、アメリカのスタイルに近いかもしれない。
セブの場合、12月のクリスマス、1月のシノログが終わった後の彼らは、まるで背骨のない魚のように、元気がなくなる。
そもそも「5月病」といわれているが、これって病気なんだろうか?つまり医者にかかったとき診断書が出るのだろうか?
適応障害またはうつ病の一種ではないかと思うが、それにしても「5月病」ってネーミングに少々違和感を感じる。
「5月ショック」とか「5月ブルー」でいいんじゃないか?
「病」という文字を付けると、それを言い訳にパフォーマンスが下がっても正当化しようとする輩が増えそうだ。
「すいません。5月病だから早退します」みたいな。
ようするに、ゴールデンウィーク明けに、今までの疲れが出たのと、長かった休みから仕事へ戻る際の面倒な気持ちから、気持ちが塞ぐことをいうのだろう。
日本では、シルバーウィークなるものも定着しつつある昨今、10月病なんてのも誕生しそうだ。
一方では、大きな連休中もバリバリ働いている人も沢山いるわけで、
そういった人達からすれば、
「はぁ?5月病だ?そんなものにかかっている暇すらないわ!」
と言われそうだ。
フィリピン人「はぁ?5月病だ?そんなもん年中だよ!」
頑張ろうオレ・・・
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