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【バイク旅3日目③】最終回「カリパイ最後の闘い」無事セブに帰り着くことができるのか?!

こんにちは。

フィリピン生活満喫中のカリパイです。

 

急きょ思い立って、セブからイロイロまで行ってみることになったバイク旅。

 

今回は、第7話目となる【バイク旅3日目③】です。

 

いよいよこのシリーズの最終回となります。

 

 

3日目の午前中にイロイロ市内をバイクで探索し、その後「SM City Iloilo」で美味しいとんこつラーメンを食べたカリパイ。

 

いよいよセブに戻ることにしました。

 

 

さようなら「キレイな街イロイロ」

 

というわけで、まずは「SM City Iloilo」からバコロド行きの船が出ている「Fastcat Iloilo Port」までバイクを走らせました。

 

たったの二日間の滞在でしたが、イロイロ市内、ほとんど渋滞がないんです。

 

平日の朝はまた違った様子かも知れませんね。

 

 

順調にバイクを走らせ、無事港に到着しました。

 

 

港には、ちょうどイロイロ行きの船が到着していました。

 

 

このオレンジ色の建物がチケット売り場です。

 

行きと同じでバイク代400ペソ(約880円)と港使用料65ペソ(約40円)を支払いました。

 

帰りは、景色を眺めながら帰ろうということで、アップグレードせずにオープンデッキの席にしました。

 

 

コーストガードのスタンプは、写真中央に見えている青い屋根の小屋で発行してもらいました。

 

ここは近くて便利ですね。

 

 

午後2時発の船ですが、午後1時半前には船に乗り込むことができました。

 

 

行きと違って、バイクも車も少なかったです。

 

実際は、この写真を撮った後、トラックが何台か乗船し、駐車スペースはいっぱいになりました。

 

 

 

こちらが、オープンデッキ席です。

 

うん、確かに見晴らしがいいし、風が気持ちいいね~って、ちょっと待てよ。

 

なんだこのイス?? 尻が痛くなりそうだぞ・・・。

 

 

こちらはビジネスクラス。

 

そう考えると、ビジネスクラスのイスは、かなり快適だったということになります。

 

エアコンも付いて快適なイスのビジネスクラス。100ペソ(約220円)の差はとてつもなくデカイですね。

 

 

もしも、尻の痛みに耐えられなかったら、途中で100ペソ払ってアップグレードしようと心の中でつぶやいていました。すでに弱気のカリパイ。

 

 

そうこうしているうちに、船は港を出て、バコロドへ向かって進み出しました。

 

 

さらばイロイロ!

 

 

短い滞在時間だったけど、街のキレイさに感動したよ!

 

 

近いうちにまた戻ってくるね! それまで、バイバイ!

 

 

船はバコロドへ・・・何やら雲行きが怪しくなってきたぞ?!

 

この日は朝から良い天気でしたが、15時過ぎごろから、何だか少し雲行きが怪しくなってきました。

 

海上では風も出てきて、波も少し高くなってきました。

 

自分は、船酔いに強いので何ともなかったのですが、酔いやすい人はアウトだったかも知れませんね。

 

 

 

イロイロを出てからおよそ2時間。

 

見えてきましたよ。ネグロス島が。

 

う~ん、なつかしい!ってたったの1日ぶりですけどね笑。

 

 

 

タッチダウン!ベイビ!

このとき、頭の中で『Furious7』(日本名タイトル:ワイルドスピード SKY MISSION)の名シーン、レディのセリフを思わず思い出してしまいました。

 

これでセブにまた一歩近づいたわけです。

 

しかし、空の様子が少々気がかり。

 

しかも、陸上でも結構風が吹いていて、もしかするとこの後、大雨が来るのでは?という気配がムンムン。

 

 

こうしてはいられない。

 

雨が降り出す前に、少しでも距離を稼いでおこう!

 

 

 

時刻は16時半。

 

事前の下見で、セブ島行きの船が21時にエスカランテから出発することを押さえてあったので、遅くとも20時までにはエスカランテに着いておかなければなりません。

 

 

ここで、エスカランテまでの行程をもう一度おさらいしておきます。

 

 

ネグロス島の北部をグルッと回るルートです。

 

行きは、雨風・渋滞もなく、エスカランテからバコロドまで3時間ほどでした。

 

 

今この時点で、20時まで3時間半。

 

何も問題が起きなければ、無理なスケジュールではありません。

 

まぁそれでも、走りやすい場所では時速60kmオーバー必須ですけどね。

 

バキバキに折れた心 地獄の3時間半

 

港からハイウェイへ出るまでのこの道、風がめちゃくちゃ強くて、バイクがあおられまくりでした。

 

ひぇ~こえぇ~~!!と誰にも聞こえない声でつぶやきながら慎重に走行。

 

 

 

ハイウェイに差し掛かり、左折します。

 

待ってろよ、エスカランテ!

 

 

ジプニーを抜き去り・・・

 

 

脇目も触れずひたすら突き進みます。

 

 

何ちゅう空ですか。雲が低い!結構風も吹いてます。

 

今にも雨が降ってきそう・・・。

 

 

!!!

 

 

ポツ・・・。

 

ポツ、ポツ・・・。

 

雨が降ってきてしまいました。

 

 

3分後・・・。

 

 

やむを得ず、レインコートを着用。

 

レインコートを着ていると、風を受けやすいので、走りにくいんですけどね。

 

 

さらに走ること数十分・・・。

 

 

 

 

 

ひぇ~勘弁してくだサァ~い!

 

残念なことに、この映像を最後に、バイクに取り付けてあったアクションカムのバッテリーが切れ、ここからは映像がありません。

 

ですが、それはそれはひどい雨の中、カリパイは走り続けました。

 

途中、雨が小降りになったときもあり、レインコートを着たり脱いだりを繰り返しました。

 

 

日も沈み、依然として強い風が吹く雨の中をただひたすら走り続けました。

 

もう途中から、休憩もとらなくなりました。

 

頭の中は、真っ白。

 

なんて言うんでしょうか。無の境地で走っていました。

 

雨に濡れた体は、恐ろしいほどにカリパイの体力を奪っていきました。

 

アクセルをつかむ右手の感覚も、次第になくなっていくのが分かりました。

 

頭は無の状態。

 

しかし、体が勝手に反応してバイクを運転し続けている。

 

 

夜・雨・風

 

これはヤバいですよ。

 

しかも、フィリピンの道路。突然、道路に大きな穴が開いていることもしばしば。

 

こんな状態のまま、3時間半。正に地獄です。

 

 

疲労と寒さ、空腹に耐えながら、時刻20時ちょっと過ぎ。

 

ようやく、エスカランテに到着しました。

 

 

21時発セブ島行きの船??

 

寒い&腹減った・・・。

 

迷うことなく、エスカランテにあるセブンイレブンに入り、辛ラーメンとサンミゲルライトを一気に流し込みました。

 

タビュエラン(セブ島)までの船は、3時間ほどかかると聞いていたので、ついでにレッドホースの缶も購入。

 

ふふふ。船の中でビールを飲んで、少し寝るとしますか・・・。

 

何しろ、タビュエランに着いてから、セブまで再び3時間ほど走らなければならないので。

 

 

少し回復したカリパイ。セブンイレブンを後にし、港を目指しました。

 

走ること15分。

 

港に無事到着。

 

※写真は前日に撮ったものです。

 

チケット売り場で、21時発タビュエラン行きのチケットを購入。

 

のはずが、この売り場は、正確にはチケット売り場ではなく、港使用料を支払う場所でした。

 

船賃は船の中で支払うとのことです。

 

ここで65ペソ(約140円)を支払い、少し安心。時間までまだ少しあるので、のんびり待つことに。

 

 

ところが、受付の人が何やらカリパイに向かって騒ぎ立てているではありませんか。

 

「おい!早く船に向かえ!もう船出ちゃうぞ!」

 

 

えーっ!?

まだ20時半の少し前ですけど??

 

フィリピンタイムで、遅れることよくある話ですが、時間が早まるって初めての経験です。

 

急いで船に向かい、何とか乗船することができました。

 

 

アディオス!ネグロス島・・・。

 

いやしかし、慌ただしすぎですよ。

 

しかも、もしセブンイレブンでもう少しのんびりしていたら、船に乗れなかったかも。

 

危ない危ない・・・。

 

 

船に乗り込んで、客室へ行き、船賃450ペソ(約990円)を支払いました。

 

 

船には、大きなトラックがびっしり積み込まれていましたが、乗客は10人もいませんでした。

 

おそらく、全員がトラックのドライバーだったと思います。

 

 

客室はそれほど広くなく、エアコンも無し。

 

屋外にも座れる場所があり、こちらは船内と違って長いすタイプだったので迷わずここに座ることにしました。

 

なぜなら寝ることができるからです。

 

 

この頃にはもう雨も止み、先ほど買ったレッドホースを飲みながら、真っ暗な海をぼんやり眺めるうちに、ウトウトしてきました。

 

 

エスカランテを出てから2時間ちょっとで、セブ島のあかりが見えてきました。

 

 

予定より早く着きそうです。

 

 

見えてきました!タビュエランの港です!

 

 

 

タッチダウン!ベイビ!

 

無事、セブ島上陸です。

 

ふぅ~ここまで長かった。

 

 

念願のセブ島上陸!「家まであと少し」ってまだ3時間走るよ

 

無事セブ島に着きましたが、まだここで安心するわけにはいきません。

 

なぜならここは、まだタビュエランですから。

 

時刻は23時。

 

最後の力を振り絞って、走りますか。

 

 

タビュエランから、セブ島を横断するルートは、それほど起伏は激しくないものの、山の中を走ります。

 

街灯なしの暗黒世界。

 

灯りは自分のバイクのライトのみ。

 

「一寸先は闇とはこういう状況なんだ。なるほどね~」とついつい感心してしまうほど、再び壊れかけ始めた精神。

 

走ることおよそ30分。

 

ついに、街灯のあるハイウェイに到着しました。

 

 

もうここからは、アクセル全開ですよ。

 

なんせ、たまーに、長距離バスがすれ違う程度で、人っ子一人いない状態。

 

この時、頭の中では、a-ha のTake On Me』が無限ループで流れていました。

 

Take on me~♫ Take on me♪

 

カーメンを過ぎ、ダナオを通過。

 

もう着いたようなもんでしょ!

 

ヒャッホ~イ!!

※精神崩壊が完了しました

 

 

タビュエランを出てから3時間。

 

無事、無事、無事に家に到着しました。

 

こりゃ、明日は上半身筋肉痛だ・・・。

 

 

まとめ

 

赤い矢印が行き、緑が帰りです。

 

2泊3日のバイク旅でしたが、われながらよく走りました。

 

3日間の総走行距離:500km

 

125ccのスクーターですよ。ヤマハ・ミオ(YAMAHA Mio Soul i 125)

 

今回の旅での収穫&気づき

  • 無事故で無事に帰って来ることができた
  • ネグロス島・パナイ島と、今までいったことのなかった島へ行くことができた
  • 「地域が違えば様子も違う」フィリピンと一言でくくれないことが分かった
  • イロイロ市はキレイ
  • そういえば3日間、一言も日本語しゃべってないぞ(普段もそうだけど)
  • ネグロス島はサトウキビの栽培が盛ん
  • ビサヤ語での会話の機会がたくさんあって、いい腕試しになった
  • バイクの運転はやっぱり楽しい
  • 旅中、ブログに励ましのメッセージを頂いた
  • 一度もパンク・ガス欠にならなかった
反省点&今後の課題

  • 船のルートなど事前の下調べをもう少しする必要があった
  • バイクの運転がメインだったので、立ち寄った場所が少なかった
  • 水着を持っていったけど、一度も泳がなかった
  • アクションカムのバッテリー&メモリの増強必須
  • 危険防止のため、夜間に走行するのはなるべく避けたい

 

突然思い立って始めたバイク旅。

 

やはり計画は大事ですね。

 

しかし、行き当たりばったりで行くのも旅の醍醐味。

 

 

次回、機会があればバコロド市とイロイロ市をもう少し詳しく見て回りたいと思いました。

 

その前に、セブ島も、まだまだ行ったことのない場所がたくさんあるので、まずはセブ島をバイクで回ってみるのもいいですね。

 

 

全部で7話にわたってお送りしてきました「バイク旅」シリーズ。

 

これをもちまして終了とさせて頂きます。

 

最終回、ちょっと長くなってしまいましたがご勘弁を。

 

 

最後になりますが、旅中、励ましのメッセージを入れてくださった方々、本当にありがとうございました。

 

とっても励みになりました。ここであらためてお礼申し上げます。

 

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2 件のコメント

  • いやー お疲れ様でした。読んでいるだけで以前のツーリングを思い出して疲れてしまいました(笑)
    イロイロ、バナゴ間のスーパーカットフェリーですか トレド、サンカルロス間のスーパーカットとフェリー内の様子が同じで前回スーパーカットから下船する時に船を陸に固定する太いロープにタイヤを取られ立ちごけした恥ずかしい思い出が頭に浮かんでしまいました。(他の乗船客が見てる前で)

    タビュエランからセブ市までは軽トラックで走った事が有りますが、ほんと夜は走りたくない道ですねー、軽トラの時は家族(フィリピン人)が一緒、カーナビも有ったので不安は無かったのですが カリパイさんはほんとチャレンジャーですネ。これからも楽しい記事を待ってます。

    • 前田さん

      他のお客さんが見ている前でこけたのは恥ずかしい思い出ですね笑。
      でもすごく分かります。自分もこけそうになりましたから。
      下船時のあの瞬間は、最徐行必須ですね。

      普段は在宅で働いているため、なかなかネタ探しに苦労していますが、これからもブログを読んで頂けるとうれしいです。
      これからもよろしくお願いします!

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