コメント 2

【バイク旅(バコロド編)6日目】〈最終回〉カリパイついに悟りを開く?!バコロドバイク旅、感動のフィナーレ!

こんにちは。

フィリピン生活満喫中のカリパイです。

 

前日は急きょサンカルロスで1泊したカリパイ。

 

シグナル1(警報)はすでに解除されているので、いよいよセブに戻ることができます。

 

と安易に考えて眠りについた昨夜から明けたバコロドバイク旅6日目の朝。

 

 

これまで8回にわたってご紹介してきたバコロドバイク旅も、いよいよ今回が最終回です。

 

最終日は、まさしく最終回にふさわしい大変な一日となりました。

 

 

サンカルロス港でのハードな闘い

 

カリパイ
さぁ~てと。

そろそろセブに戻りますかね~ルンルン♫

 

こんな感じで余裕をかましながら午前8時前にホテルをチェックアウトし、サンカルロス港へ向かったカリパイ。

 

しかしそこには、信じられない光景が!

 

 

 

ものすごい人の数!

昨日よりもひどくなっている!

 

ちなみに、サンカルロス港では二つの船会社のチケットが販売されていますが、どちらも長蛇の列が・・・。

 

詳しい事情は分かりませんが、今回バイクの場合は「FastCat」に乗れないとのことだったので、仕方なく行きと同じ「LiTE FERRiES」のチケット売り場に並ぶことにしました。

 

 

この時、時計の針は午前8時を指していました。

 

カリパイ
まぁ、しばらく並べばチケットを買うことができるでしょう。

のんびり待ちますかね~ルンルン♫

 

 

1時間経過・・・

 

 

2時間経過・・・

 

 

3時間経過・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつになったらチケット買えるんやーーー!!

 

 

 

 

 

カリパイだけでなく、その場にいた人々みんな、さすがに苛立ち始めていました。

 

 

「おいコラー!いつになったらチケット買えるんじゃー!」

「いつまで待たせる気よ!どうなってるか説明しなさいよ!」

 

 

セキュリティガードは知らんぷりを貫きます。

 

しかし、ついにみんなの怒りは頂点に達し、激しい怒号が響き渡りました。

 

 

この時点で、時計の針は午後2時を指していました。

 

カリパイ、実に6時間もただただひたすら待ち続けたわけです。

 

 

なぜこんなことになっているのか?

 

ここでこの事態を少し整理してみましょう。

 

 

まず事実として、確かに船は2時間おきに運行されていました。

 

カリパイが列にならび始めた午前8時の時点では、午前9時のチケットが販売されていたらしい?(←ここちょっと怪しい)

 

午前8時10分の時点で「9時のチケット完売」とアナウンスされる。

 

次のチケットは午前11時。

 

窓口は、スケジュール1時間前からしか開かないので、この場合午前10時まで待つ。

 

しかし、午前10時の時点で「11時のチケット完売」とアナウンスが入る。

 

は??

 

誰もチケット買ってないぞ?

 

そもそも、列は1ミリも進んでないし。

 

一体どうなってるの??

 

こんなことが午後2時まで繰り返されたわけです。

 

午後2時の時点で、次の船は午後5時。

 

最速でも、午後4時までまた待つ羽目に。

 

しかも、チケットを手にすることができる確証は何一つナシ。

 

 

まさに地獄・・・

 

以前の自分なら、とっくの昔にブチ切れて、チケット売り場のスタッフをボコボコにしていたでしょう。※ウソです

 

しかし、目の前で、

「何でこんなに待たせるんだ!」

「管理の仕方がおかしいだろ!」

と叫んでいるフィリピン人を見て、逆に冷静になれました。

 

フフフ・・・。あんたらに言われちゃ、おしまいだわ・・・。

 

 

なぜ今回ここまでひどい状況になっているのか疑問ですよね。

 

6時間の待ち時間の間に、カリパイが聞き込みによって仕入れた情報によると、大きく2つの理由がありました。

 

チケットが手に入らない理由

  • バコロドからセブ行きのバスは「バスチケット+船チケット」で販売されており、バスの乗客分がすでにカウントされてしまっている(バス多数)
  • フィクサー(不正なルートでチケット購入を請け負う人)がものすごくたくさんいて、ほとんど買い占めてしまっている(高額な袖の下が必要)

 

真面目に並んでいたのは何だったのか・・・。

 

6時間も無駄にしてしまっただけでなく、この先も何時間待つことになるのか見当もつかない状況。

 

もしかしたら、今日中に買えない?明日?

 

この日は日差しも強く、6時間立ちっぱなし。

 

さすがに我慢の限界を超えていました。

 

 

今決断の時

 

選択肢は2つ。

 

  • このまま、あてもなく並び続ける
  • 思いきって、違う港へ行ってみる

 

もうね、この時点で体力的にも精神的にもすでにいっぱいいっぱいでしたよ。

 

違う港ですが、一番間違いないのは「ドマゲッティ」まで行くこと。

 

 

何とその距離、約170km!!

 

バイクで4時間は覚悟しなければなりません。

 

しかも、セブに戻るためには、超スーパー遠回りになってしまいます。

 

カリパイの決断はいかに!

 

 

 

じっとしてるなんてまっぴらゴメンだぜ!

前進あるのみ!!

 

というわけで、サンカルロスには見切りをつけ、一路ドマゲッティ目指してバイクを走らせました。

 

 

ドマゲッティへの道中、思わぬことが・・・

 

炎天下のもと、6時間も立ちっぱなしでかなり体力を奪われてしまいましたが、不思議なことにバイクに乗って走り出すと、そんな疲れはすぐに吹っ飛んでしまいました。

 

何といいましょうか。

 

自分の意思で行動できる喜びというか、「前進している」という実感が心地よいというか。

 

 

この道は、以前のイロイロ旅の時に一度通っているので、そういった意味でも少し気分が楽だったのかも知れません。

 

 

もう何も迷うことなんかありません。

 

ただひたすら進むだけです。

 

6時間、じっと耐え続けたうっぷんを晴らすかのごとく、バイクを走らせました。

 

 

サンカルロスを出てからおよそ1時間。

 

突然、あることがカリパイの脳裏に浮かびました。

 

カリパイ
そういえば・・・

イロイロ旅の時に使った、ギンハーンガン港(Guihulngan)ってこの辺りだったよなぁ?

小さい港だったけど、もしかしたらそこから船に乗れるかも??

 

前回のイロイロ旅の際に撮った港の写真

 

 

しかも、ドマゲッティへ行くより、距離的にはめちゃくちゃ近い!

 

というか、すでにもうすぐ目の前まで来ているはず!

 

そんなわけで、ギンハーンガン港に寄ってみることにしました。

 

 

ついに?念願の?!

 

無事ギンハーンガン港に到着。

 

しかし、ここでもチケット売り場には長蛇の列が・・・。

 

それでも、バイクを止めていろいろ聞き込みをしてみると、どうやら午後8時の最終便で間違いなくバイクを載せてセブに行けるとのこと。

 

この時、時刻はおよそ午後3時半。

 

今から4時間以上も待ち時間があります。

 

ここで選択肢は2つ。

 

  • この港で4時間待って船に乗る
  • ドマゲッティを目指す

 

ここからドマゲッティまではまだ3時間かかるのと、ドマゲッティでも確実に船に乗れるかどうかの確証がないため、この港で船に乗ることに決めました。

 

いやぁ~、物事って「選択&決定」の連続ですね。

 

 

はやる気持ちを抑え、列に加わり待つこと30分。

 

チケットの販売開始。

 

 

そして、見事!ついに!ようやく!

 

船のチケットをゲットしました!

 

 

Yo Adrian. I did it !!

誰がエイドリアンやねん・・・

 

チケットをゲットし安心したのか、お腹が空いていたので、カップラーメンをすすりました。

 

 

この店のおばちゃんが、まぁおもろい人で、結構な時間、話し相手になってくれました。

 

でも、英語は5%ほどで、ほとんどがビサヤ語での会話でした。

 

会話というより、ビサヤ語レッスンでしたけどねw

 

 

 

 

そうこうしているうち、あっという間に午後8時になりました。

 

やっぱり、根拠のある待ち時間は耐えられますね。

 

船は予定よりも30分ほど遅れていましたが、そんなことは全然気になりません。

 

 

 

この船、フェリーではなく、ただの客船だったので、なんと人力でバイクを客席に積み込んでいました。

 

で、手間賃200ペソ(約440円)をしっかり持っていかれました。

 

普通は100ペソなんですけどね。

 

カリパイのバイクは重たいだのデカイだの文句をダラダラ言っていたので、ドーンと2倍の200ペソ払ったら「ハッピーニューイヤー♪」って超ごきげんでした。

 

 

 

 

ここまで来るのに本当に長い一日になってしまいました。

 

さらばネグロス島。

 

次来るときは、もっとパワーアップしてくるからな!

 

 

 

この日は月のいい晩でした。

 

雨は降っていませんでしたが、結構風が強く、船がよく揺れてましたね。

 

 

船に揺られること、1時間半ほど。

 

 

見えてきました!タンギル港(Tangil)です。

 

 

 

ここでもまたポーターに200ペソのお支払い。

 

しかし、何はともあれ・・・

 

Touchdown Baby!!

祝!セブ島上陸です!

 

 

しかし、まだ安心はできません。

 

ここからセブ市内までの道のりが待ち構えています。

 

テンションを上げるために、港のカレンデリアでちょっと腹ごしらえ。

 

 

お腹いっぱいになると眠たくなりそうだったので、少しセーブしました。

 

ここからセブまで約80km。

 

うまくいけば2時間半ほどですね。

 

時刻はすでに午後10時半過ぎ。

 

辺りは真っ暗でしたが、セブに向かって出発しました。

 

 

最後の力をふりしぼって80kmのラストラン!

 

不思議なことに、バイクで走っている間は「無心」でした。

 

無の境地・・・。あれ?カリパイ、ついに悟りを開いた?

 

このとき、疲れていなかったといえばウソになりますが、やっぱりバイクで走るのは楽しいです。

 

そして、カリパイにとって好条件も背中を押してくれました。

  • 雨が降っていない
  • 風が止んだ
  • 夜道とはいえ、一度走ったことがある道
  • 比較的舗装がよい
  • 夜の時間で渋滞がない

 

これらが本当に追い風となってくれたおかげで、ガンガン走ることができました。

 

 

おっ!気が付けば、ナガ市まで来てますよ!

 

 

ここからはあと少し!

 

この時間帯なら、30分もあれば、セブ市内に着きます。

 

 

そしてついにSMシーサイドが見えてきました!

 

 

写真がちょっと分かりづらくて申し訳ないです。

 

ですが、セブ在住者にとって、このSMシーサイドの灯りは、まさに希望の灯。

 

 

そしてその後、無事家に着きました。

 

長かった今日一日も終了です。

 

 

まとめ

 

今回のバコロドバイク旅は、5泊6日の旅となりました。

 

総走行距離:約500km

 

う~ん、思ったよりかは少なかったかも?

 

今回は、それほど大回りのルートを通っていないから?

 

いずれにしても、今回の旅において、

  • ライル家の温かさ
  • バコロドの街の様子
  • 不測の事態への対応力
  • バイクの運転技術

 

これらのことに気づき、またスキルアップができたと感じています。

 

そして何より大切なこと。

 

大きなケガや事故、パンク等のバイクトラブルなど一切なく、多少疲れましたが無事家に戻ってこられたことは本当に感謝の一言です。

 

ありがとう!←誰に向かって言っとんねん

 

 

最後に、このバコロドバイク旅の話を最後まで読んでくださった読者の皆様、

 

本当にありがとうございました。

 

よくもまぁこんなにダラダラと長々と続けてしまったもんだと反省しております。

 

次回からはもう少し簡潔にまとめられるよう精進して参ります!

 

 

というわけで、以上をもちましてバコロドバイク旅シリーズ、終了とします。

 

2018年もよろしくお願いいたします!

 

あわせて読みたい

フィリピン情報満載!
伝説のKalipay

グルメ・観光・ショッピング・バイク等、フィリピン・セブから役立ち情報をお届け中!

2 件のコメント

  • お疲れ様でした。山越道の写真を見たら昨年同じ道を走った時の事 思い出してしまいました。 サマーシーズンになったら新しくバイクを買った事も有り(ナンバーの書かれている書類も届いたので) また走りに行きたいと思案中です。 フェリーが運航中止の日、ちょうど隣の教会の牧師もネグロスからサンカルロス経由で帰ろうとしたけど無理と分かって一泊し 結局翌日ドマゲッティ経由で夜中に帰ってきたと話していました。

    連休の前後と台風時期はフェリーが鬼門ですね 

    • 前田さん

      以前、前田さんに教えてもらったバコロドへの山越えルート、本当によかったです!
      「交通量が少ない」「舗装の状態がいい」「景色がいい」「時間短縮」いいことだらけで大満足でした。
      アドバイスありがとうございました!

      今回はニューイヤーと台風が重なり、フェリーに関しては苦労しました。
      ちょうど日本の帰省ラッシュを思い出しましたね。

      新しいバイクでのツーリング、楽しみですね。
      またいろいろ教えてください!

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です