こんにちは。
フィリピン生活満喫中のカリパイです。
カリパイの大きな思い出の一つとなった、バコロドで迎えたニューイヤーと、ライル家の心温まるおもてなし。
そして、いよいよ2018年が始まりました。
今回は、2018年1月1日、元日にライルと一緒にバイクで市内観光をした様子についてのお話です。
目次
市内観光〈第1部〉
まずはカリパイのバイクでライルと2人乗りをして、市内を適当に走ることにしました。
写真はライルの家から、Lacson St(ラクソンストリート)方面へ向かう道です。
なんか、ちょっとしたゴーストタウンのような感じですね。
元日ということでお店が閉まっているのか、そもそも営業していないのか・・・。
セブのコロンを思い出してしまいました。
ご覧の通り、ガラーンと静まりかえった町並み。
しかし、ホームレス風の人は見かけませんでした。
目的地①『Bacolod Plaza Bandstand』
最初に訪れたのは『Bacolod Plaza Bandstand』という場所です。
ここは公園のように綺麗に整備されていて、ベンチに座ってのんびりしている人などを見かけました。
入場料は無料です。
場所は、SMモールのすぐそばです。
ジプニーの往来も多いので、交通の便がよい場所といえるでしょう。
ここで、あるモニュメントを見つけました。
正面にまわって、説明書きを読んでみることに・・・・。
TO THE MEMORY OF
PFC. THEODORE C. VINTHER
Killed in action on March 29, 1945 while participating in a dangerous mission designed to secure Bago bridge and thereby basten the liberation of Bacolod city.
(日本語訳)
テオドール・C.ヴィンターの記憶に
1945年3月29日に殺害された彼は、バゴ橋を確保するための危険な任務に参加し、バコロド市の解放に貢献した。
ライルに聞いて知ったのですが、このヴィンターという人物はバコロドを救った英雄なんだそうです。
第2次世界大戦中、バコロドを占拠していた日本軍が米軍解放軍の進行を妨げるため、バゴ橋に爆薬を仕掛けました。
狙撃手(スナイパー)のヴィンターはこの危険な任務で、バゴ橋の爆破を阻止し米軍解放軍のバコロド市入りに貢献しました。
彼は、その時、日本軍の狙撃手によって命を落としたそうです。
バイク旅で訪れたバコロドの地。思わぬ形で日本とフィリピンとの歴史の重みに遭遇しました。
今を生きる我々は、「多くの犠牲の上に成り立っている」ということを忘れてはならないと改めて思いました。
目的地②『San Sebastian Cathedral』
さて、次に訪れたのは『San Sebastian Cathedral』です。
場所は、先ほどの『Bacolod Plaza Bandstand』のすぐ隣になります。
1933年に現在の建造物(石造り)がお披露目されていますが、古くは、1825年にトタン板で作られた教会がもととなっているそうです。
とても歴史のある教会ですね。
訪れたこの日は月曜日ということもあり、訪問者はそれほど多くありませんでした。
カリパイとしては、ちょうど「初詣」みたいになりましたね。
売店では、カラフルなキャンドルが売られていました。
ここで、バイクに取り付けるクロスを20ペソ(約44円)で買いました。
次の目的地へ向かうために、バイクを止めてあった場所へ戻ってちょっと休憩。
またまた面白いものを見つけたので写真を撮りました。
「ミスド」と「ダンキンドーナツ」が並んでますね。
バコロドでは、この手のスタイルが流行ってるんでしょうか。
ちなみに、この日、ミスドは閉まってました・・・。
とここで、雨が降ってきたので、一度ライルの実家へ戻ることにしました。
市内観光〈第2部〉
12/30からずっと雨が降っているバコロド。
この日も、朝から小雨が降ったり止んだりでした。
しばらくライルの実家で待っていると雨があがったので、再び出かけることにしました。
今度は、ライルも自らバイクを運転したいということで、お父さんのバイクを借りて出かけることに。
しかし、まだまだ経験不足のライルは、運転に自信がないということだったので、プチ練習会を行うことにしました。
自転車もバイクも車も、難しい部分は「ストップ&ゴー」ですよね。
なので、家の前の路地で、繰り返し「ストップ&ゴー」の練習をすることに。
何だかんだ練習すること10往復。
その後、ライルとバイク2台で出発しました。
目的地③『Bacolod City Hall』
ポンコツドライバーのライルを気遣って、超ゆっくり走行で向かった先は、『Bacolod City Hall』です。
ライルの家から10分ほどの距離なので、バイクの練習にはちょうどよかったのですが、相変わらず雨が降ったり止んだり。
カメラにも水滴がつきます。
とはいえ、無事到着。
かなり広めの敷地に、市庁舎は建っていました。
建物の前には大きな池があり、コイがたくさん泳いでいました。
この日は、役所は休館でしたが、特別に中に入れてもらうことができました。
中はキレイでしたね~。
と、そこへ強烈な雨が。
しばし雨宿りをしました。
雨が少し弱くなったので移動することに。
ふと見ると、市庁舎の横になにやら面白そうな場所を発見しました。
飲食ができる「フードパーク」的な場所だと思います。
しかし、この日は元日。すべて閉まっていました。残念。
すぐ横には、コールセンターがありました。
将来的に、このあたりは栄えていくんだろうなと思います。
セブと違って、区画整理に計画性を感じましたね。
雨が止む気配がないので、再びライルの実家へ戻ることにしました。
市内観光〈第3部〉
夕食がてら出かけようとしましたが、夜になっても雨は止まず、降り続けていました。
仕方なく、バイクを置いてジプニーで出かけることにしました。
ジプニーに乗るために大通りまで行く際、トライセカン(自転車タクシー)に乗りましたが、なんと「電動自転車」のトライセカンなんです。
ちょっと写真では分かりづらいかもしれませんね。
近年バコロドでは、この「電動自転車トライセカン」が急激に増えているとのことです。
カリパイは、セブで見たことがないですが、どうなんでしょう。
次は、ジプニーに乗り、Lacson St(ラクソンストリート)を北に進みました。
しかしここで、不運がカリパイたちを襲います。
当てにしていた店に行けども行けども、すべて休業日。
元日ですからね~。
どうにも選択肢がなくなってしまったので、仕方なくロビンソンモールへ入りました。
このモール、ちょっと古かったですね。
人も全然いませんでした。
しかも、レストランは「休業日」または「もう閉店の時間」という見事なオチ。
ようやく入ったKFCで、しょぼい夕食となりました。
しかも、この店の店員、接客がめちゃくちゃひどかった。
初めて入った店で印象が悪いと、「もう二度とこの店には来るもんか」って思っちゃいますよね。
ちなみにカリパイは、どうもフィリピンのKFCにはいい思い出がありません。
目的地④『Food Zone』
KFCでのしょぼい夕食を済ませた後、2人ともテンションが下がってしまったので家に戻ることにしました。
タクシーをつかまえてLacson St(ラクソンストリート)を走っていると、おや?
何やらよさげな場所を発見しました。
その名も『Food Zone』。シンプルなネーミングですねw
敷地内に、何軒か店舗が入っていて、食べたり飲んだりすることができるスタイルです。
何度も言いますがこの日は元日で、やっているお店は3軒だけでした。
カリパイたちは、入口に一番近いお店で注文をすることに。
ビールの1バケット(6本入り)が299ペソ(約660円)と、価格はまぁまぁ良心的な方かなと。
メニューを注意深く見ていると、面白いものを発見しました。
「MISO BUTA RAMEN – Japanese Noodle-」
ほほぉ~、味噌ラーメンですか。
しかも「日本製の麺」ってわざわざ注意書きまで。
これは注文しない手はありません。
しかし、一つだけ心配な点が価格。
なんとたったの99ペソ(約220円)なんです。
ということは、パチもんの可能性大??
まぁまぁ、アリかナシかは、実際見てから決めましょうよ。
待つこと15分。
テーブルに運ばれてきたものがこちらです。
これロミですやん!
いやいや。早まるのはいけません。
見た目だけでダメと決めつけてはいけません。味を確かめてみないと。
スープを一口、口に含ませ・・・。
味噌の味、2%です。
お次は、「Japanese Noodle」と書いてあった麺をチェック。
現地の麺じゃん!
というわけで、大ハズレでした。
あまりにも残念なクオリティーに我慢できなかったカリパイ。
店のオーナーらしき、中国系フィリピン人(おばさん)に話をつけに行きました。
【カリパイが主張したこと】
- 「MISO」と書いてあるのに、味噌の味がまったくしない
- 「Japanese Noodle」と書いてあるのに、現地麺を使用している
- 上記2点は、事実と異なる表記のため、これは詐欺行為ではないか?
【オーナの見解】
- 味噌味を強くすると、フィリピン人に受けが悪い
- 麺に関しては、ごまかせると思った
- 騙すつもりはなかったが、謝罪したい
オーナーの返事、なんじゃそれ?ですよ。
結構あっさり、認めちゃいましたからね。
ある意味、見事な開き直りにビビりました。
初めにカリパイが「自分は日本人なんだけど、この味噌ラーメン、とてもじゃないが認められない」「日本人として残念だ」と伝えたのが効いたかも知れませんね。
やべ、日本人は騙せなかったかと。
でも、このオーナー、好感のもてる人でしたよ。
すぐに作り直します!って言ってくれたんです。
カリパイも、「いやいや、大丈夫。これはこれで美味しいから」「ただし、メニューの表記は誤解のないようにしてほしい」と伝え、最後はお互い笑顔でした。
セブで、同じようなケースに出くわしても、こういう結果にはならないですね~。
「知りません」って言われて終わりでしょうね。
この後、明日の朝が早いこともあって、おとなしく帰りました。
まとめ
12/29からすでに4日間。
いよいよ明日1/2、セブに帰ることになります。
ブログの方もだいぶ引っ張っちゃってますね笑。
と、ここでまた、カリパイのバイク旅に試練が訪れます。
いやぁ~ここから本当にキツかった。まさかこんな目に遭うとは・・・。
次回、第8話「【バイク旅(バコロド編)5日目】近くて遠いセブ」をお送りします。
お楽しみに!
コメントを残す